今日のニコ生放送で流したオリジナルの怪談

タイトル 「部屋」
みなさんは押し入れが開いているとそこに何か怖さを感じませんか?
そこに何か居る、そこから何かが出てきそうなど様々な考えが出てくると思います。
さて今回はそんな開いた押し入れと、人の考えについての怪談を一つお話しましょう.....
ごくごく普通の田舎の家に住んでいるA君のお話です、A君は毎日寝る時音楽を聴きながら寝ていました、
当然のごとく両耳がふさがっているので音楽以外の音は聞こえてくるはずもありません。
しかしA君は毎日持ち歩いているイヤホンを知り合いの家に忘れてきてしまいました、
そして知り合いに電話で「今から取りに行っていいか?」っと言うと知り合いは「用事があるから明日にして」と言いました、
仕方なくA君はイヤホンを付けずに寝床に入りました、
久々にイヤホンをつけないで寝るという事にA君は慣れるはずもなく、真っ暗な部屋の天井をただ見ていました、
すると押し入れからハンガーが一つ落ちました、「カタン」と音が鳴りましたするとまた一つ「カタン...カタン...」と何個も落ちていくのです、
A君は恐怖しました、目の前で何が起きているのか、これは何なのか、全く理解できません、
しかし急にハンガーが落ちる音がやみました、そして押し入れの奥から何かがすれる音がしてきました、
「ズズズ.....ズズズズ......」だんだんと押し入れから出てきます、
青い肌色の血の気の無い手からだんだんと「ズズズ....ズズズズ...」そして髪の長い頭.....
「ゴトンッ!!!」
急に大きな音がしたのでA君はさらに恐怖しました、
A君が恐怖したのは音よりもその音と共に落ちた髪の長い女の人の状態に驚きました.....
上半身は有る物の片腕が無く、背中には何かにえぐられた後が残っていました.....
そしてA君は女のひとに腕を掴まれた瞬間意識を失いました、
その次の朝A君は眼を覚ますとハンガーも落ちてないし押し入れも開いていませんでした、
ただ昨日有った事が確かなのは言うまでもなかったのです、
A君の腕に思いっきり掴まれた跡、そう手型のあざが付いていたのですから.......

感想をコメントまで