小説第2章 きっかけ

分け合って2章のタイトルは「きっかけ」 になりました。
ありふれた出会い何てものはいくらでも有るのだろう
出かけた先で、偶然出会ってから仲良くなって行ったパターンや
図書館でよく見かけるようになってから仲良くなった時とか
まぁそんなのはごくごくどこにでも有るような出会いなのだと言えるのだろう
しかし少年の場合は、たまたま始めた夜のジョギングでの出来事だった。
少し走り疲れたので公園のベンチに座り自販機で買ったスポーツドリンクを飲んでいる時
「チャリンッ」
っと 小銭を落とす音がした
そして隣の自販機を見ると 一人の女性が何故か下を向いて困った顔をしていた
ここは声をかけるか、かけまいかと悩んだが 見て見ぬふりは出来まいと声をかけた
少年「どうしました?」
女性「え? あ...いや えっと....」
凄く戸惑っているようだ
少年「小銭を落とした音がしましたけど、もしかしてここに...?」
女性「は...はい....」
凄く恥ずかしそうにしながら 自販機の下を指差した
よっぽど小銭を落とすと言うドジな事をしたところを見られたのが恥ずかしかったのだろう
自販機には100円と表示してあった
どうやら100円じゃ足りないらしい
少年「はい 50円」
女性「え? いやいやそんな いいですよ落としたの私ですし 見ず知らずの方から....」
少年「良いって50円くらい」
女性「でも....なんだか悪いですよ...」
少年「だったら 今度有った時ジュースか何かおごってくださいね」
こう言って少年は走りながらその場を去った
家に帰って風呂に入りながら今日会った女性の事を考えていた
「あんな時間に飲み物を買いに自販機に行くなんて」
「ここら辺ならコンビニとかたくさん有るだろうに....」
そんな事を考えながら風呂を上がって
着替えて寝静まった

翌日
今日は休日か〜とか言いながら 早朝のジョギングの休憩の時にいつものベンチに腰かけていると
昨日の女性がまた飲み物を買っていた。  

続く

第3章 出会い

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・コメ返・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
書店>
ALICE> 一回やってからの感想ならまだ受け止められるんだけどさぁ、やってないのよね....

      ホントに良い作品ばっかりだから損してると思う....